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  • 同じ勉強をしているのにあの子はなぜ? | 学童塾KASICO

    < Back 同じ勉強をしているのにあの子はなぜ?  コ ラ ム  2022年9月20日 なぜ勉強で困るのか みなさんは勉強に困ったことはあるでしょうか? 小学校までできても 中学校で勉強につまずく子 中学校まではできても 高校で勉強につまずく子 様々なタイプがあると思います。 もちろん本人の勉強不足ということもあるかもしれませんが、一方で 勉強を大してしていなくても勉強に困らず に生活を送る子供もいます。 これらの 違い は何からくるのでしょうか? 違いは 「地頭」 にあります。 地頭というと、いろんなイメージを持たれるかもしれませんが、日本で高い偏差値をとるために必要な地頭とは、主に 空間認知能力、多角的思考力、論理的思考力 といった能力です。 これらの能力があるかどうかで同じ授業を受けていても、 吸収のスピードや取り込んだ知識を応用する力が全く異なって きます。 では どうしたら地頭を高める ことができるのでしょうか? 私は塾講師時代までを含めた自身の経験から 幼少期の“遊び” にあると確信しています。 遊びの中で地頭を鍛えてきた子はその後の勉強の吸収力が高く、そうではない子が勉強で躓くということです。 「頭がよくなるためには勉強させるしかない!」と、幼少期からガンガン勉強させて、たくさん知識をつけさせて、人より早く習わせてと、親からすると善意でやっているのかもしれませんが、ほとんどの場合は 子供を勉強嫌いにしてしまう だけという結末におわります。 極度に 勉強嫌いになった子 が、その後 勉強の世界(特に大学入試)で頭角を現すということはほぼ不可能 といっても過言ではありません。 ※参考:コラム「 勉強嫌いの子供たち 」 当学童塾では 、子供が楽しんで取り組めるようパズルやゲームの中に 地頭を鍛えていく ようなエッセンスを取り入れてサービスを提供しています。 楽しんでやる子も多く、家に帰ってまで自発的に取り組んでいる子も多数います。 子供は学年が上がるたびに日々の忙しさに終われ、ゆっくりと地頭を醸成する余裕はどんどんなくなってきます。 逆に時間が豊富にあり、遊びの幅が広がっていく学童期(1年生~3年生)は、地頭を鍛えるうえで、 チャンスの時期 です。 見学だけでも大丈夫ですので、ご興味のある方は是非一度説明会までお越しください。 [参考文献] Wai, J., Lubinski, D., & Benbow, C. P. (2009). "Spatial ability for STEM domains". Journal of Educational Psychology. https://psycnet.apa.org/record/2009-19349-001 ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― お問い合わせは下記までお気軽に! ・事業所名:学童塾KASICO(がくどうじゅくかしこ) ・事業内容:岡山市(北区)にて「学童保育+塾」で子供が賢く育つサポートをしております ・所在地 :〒700-0817 岡山県岡山市北区弓ノ町2-9 弓ノ町ビル201   ※岡山中央小学校徒歩1分 ・電話番号:086-238-6094 ・メール :gakudojuku@kasicojuku.com Previous Next

  • やりたくない気持ちの裏側にあるもの | 学童塾KASICO

    「やりたくない」と言う子どもの言葉の奥には、不安・自信のなさ・完璧主義などの心理が隠れています。やる気の有無を責める前に、その背景を理解することが大切です。この記事では、親の声かけ方や、子どもが自発的に行動する環境づくりについて考えます。 < Back やりたくない気持ちの裏側にあるもの  コ ラ ム  2025年8月6日 やりたくない気持ちの裏側にあるもの 小学生のお子さんが「親の言うことはやりたくない」と反発し、学校のプリントや宿題などの課題を嫌がる場面に直面することがあります。親としては「なぜ素直にやってくれないのだろう?」と悩みがつきません。 その裏には、家庭環境や親子関係、さらには子どもの心のメカニズムが大きく関係していることがあります。本稿では、過去の教育コラムや心理学の知見を踏まえ、そうした子どもの心理背景を探りつつ、親としてどのように関われば子どもが自発的に学習に向かえるのかを考えてみたいと思います。 家庭環境・親子関係が学習意欲に与える影響 まず押さえておきたいのは、家庭での環境や親子の関係性が子どもの学習意欲に与える影響です。家庭は子どもにとって最も身近な学びの場です。 たとえば、家庭に本や新聞があり親も読書を楽しんでいるような「学ぶことを自然に大切にする雰囲気」のある家では、子どもの学習意欲も育ちやすいと言われます。親が日頃から子どもの話に耳を傾け、勉強の内容についてポジティブに関心を示してあげるだけで、子どもは「応援してもらえている」と感じ、課題にも前向きに取り組みやすくなります。 一方で、家庭環境において過度なプレッシャーや親子間の緊張がある場合、子どもの「勉強への嫌悪感」が強まってしまうことがあります。親が毎日のように「早く宿題しなさい!」「なんでやらないの!」と叱責したり、成績や結果ばかりに目を向けたりしていると、子どもは家庭を「勉強させられる場所」と感じてしまいます。 「どうせまた怒られる」「やらない方が気持ちが楽」とネガティブな連想が働き、「お母さん(お父さん)に言われたことは素直に聞きたくない」という反発心も生まれやすくなります。つまり、親子の信頼関係や家庭の雰囲気が、子どもの課題への態度に直結すると言っても過言ではありません。 (ベネッセ教育総合研究所, 2019) 「やらされ感」と心理的リアクタンス 子どもが課題に消極的な理由としてしばしば指摘されるのが、「やらされ感」というキーワードです。やらされ感とは、文字通り「やらされているという感覚」のことで、「自分の意思でやっているのではなく、親に強いられて嫌々やっている」と感じている状態を指します。 このやらされ感が強いとき、子どもは課題そのものよりも「親から指示されていること自体」に抵抗を示すことがあります。心理学では、人は自分の自由や主体性が脅かされると、それを取り戻そうとして反発する傾向があるとされています(Brehm, 1966)。 小学生くらいになると自我が芽生え、自分で決めたいという欲求も出てきます。そこに親からの細かい指示や強制が重なると、「反抗することで自分の意思を示そう」とする気持ちが生まれてしまうのです。 男の子と女の子では反応が違う? この「やらされ感」に対する反応には、性別による傾向の違いも見られます。 男の子は一般的に、「自分で決めたい」「命令されたくない」という自立志向が強く、強制的な言い方に対して明確な反発を示しやすい傾向があります。 一方、女の子は「関係性を壊したくない」「嫌われたくない」といった気持ちが先立ち、反発をあからさまに表に出すことは少ないですが、内心では納得していないこともあります。 つまり、男の子は態度や言動として「やらない」「今はやりたくない」と出やすく、女の子は表向きは従っているようでも「なんで今なの…」と気持ちがついてきていないケースもあるということです。 (Grolnick & Ryan, 1989) 自発的に学びに向かうための家庭の工夫 では、どうすれば子どもの「やらされ感」を減らし、自発的に学びに向かわせることができるのでしょうか。以下に、家庭で今日から実践できる工夫や声かけのヒントをご紹介します。 • 選択肢を与える:「宿題しなさい」ではなく、「宿題とお風呂、どっちを先にする?」「そろそろご飯だけど宿題しなくて大丈夫?」などの声掛けで、子供に「自分で決めて動いている」と感じるようにしていきましょう • 声かけをポジティブに:「まだ終わってないの?」ではなく、「これ、ちょっと面白そうな問題だね。一緒にやってみる?」など、興味を引き出すような声かけに • 過程を認める:「全部合ってた」よりも、「昨日わからなかった問題、今日は最後まで考えてたね」と、努力や工夫した部分をほめましょう • 親も一緒に机に向かう:「お母さんも調べものしてるから、○○ちゃんもやってみる?」と、仲間意識を持たせてみてください • 学習環境を整える:机の位置や音の環境、文房具など、子どもと一緒に整えるだけでも、やる気は変わってきます (文部科学省, 2020) 親のかかわり方を見直すチェックポイント 子どもが「やりたくない」と感じる背景には、親の声かけや関わり方も影響していることがあります。以下のポイントを、ぜひご家庭での接し方のヒントにしてみてください。 • 「指示」ばかりになっていないか? • 子どもの「いや」の奥にある気持ちに目を向けているか? • 「完璧」を求めすぎていないか? • 声かけや表情がイライラしたトーンになっていないか? • 「勉強=罰」のように伝わっていないか? (親野, 2015) おわりに 子どもが「やりたくない」と感じてしまう背景には、親の関わり方や家庭の雰囲気、そして子どもの心の自立が関係しています。大切なのは、子どもの気持ちに寄り添いながら主体性を尊重すること。 「この子が自分から学びたくなるには、どんな声かけが合うだろう?」そう考えて関わることが、子どものやってみようという気持ちにつながっていきます。 参考文献 • Brehm, J. W. (1966). A Theory of Psychological Reactance • Grolnick, W. S., & Ryan, R. M. (1989). Parent styles associated with children's self-regulation and competence in school. Journal of Educational Psychology, 81(2), 143–154 • ベネッセ教育総合研究所(2019)『学習意欲と家庭環境に関する調査報告』 • 文部科学省(2020)『主体的・対話的で深い学びを実現するために—家庭でできること—』 • 親野智可等(2015)『子どもが勉強しはじめる親の言葉かけ』PHP研究所 • 文部科学省. "令和3年度 全国学力・学習状況調査(児童生徒の生活習慣等)". https://www.nier.go.jp/21chousakekkahoukoku/questionnaire_result/index.html お問い合わせ・運営情報 学童塾KASICO(がくどうじゅくかしこ) 岡山市北区にて、放課後の学びと安心を両立する「学童保育+塾」のサービスを提供しています。遊びや対話を通して“考える力”を育てる、少人数制の学習支援型学童です。 所在地 :〒700-0817 岡山県岡山市北区弓之町2-9 弓之町ビル201  ※岡山中央小学校より徒歩1分 電話番号 :086-238-6094 メール :gakudojuku@kasicojuku.com 公式サイト : https://www.kasicojuku.com ご不明な点やご相談などございましたら、どうぞお気軽にお問い合わせください。 Previous Next

  • 「勉強しなさい」と言いますか?その② | 学童塾KASICO

    < Back 「勉強しなさい」と言いますか?その②  コ ラ ム  2024年3月9日 統計調査からみる「勉強しなさい」という言葉 以前のコラムで、 「「勉強しなさい」と言いますか?」 を書きましたが、「やはり勉強しなさいと言わないと心配だ」というお声をいただいたので、もう少しデータで捕捉したいと思います。 ベネッセ教育総合研究所 第4回子育て生活基本調査(小中版  2011 年)によると 「勉強しなさい」と子供に言うと 小学生では勉強時間が増えるが、 中学生になる頃には逆効果 になることが分かっています。 特に一番勉強してほしい中学3年生の受験期には、 「勉強しなさい」と言わない家庭のほうが、 1日あたり 20分以上勉強時間が長くなる 、ことが分かっています。 高校生のデータはありませんが、学年が上がるごとに差がついていっていることから、 さらに逆効果になることが推測されます。 確かに、自身の体験を振り返ってみても、私の周りで 現役で難関大に合格した人の中で家庭で「勉強しなさい」と言われたことがある人はほとんどいませんでした 。 「成績がいいから言う必要がないんでしょ?」とお思いの方もおられるかもしれません。 確かに、 「勉強しなさい」と声をかけないご家庭のほうが、小1から中3まで一貫して成績がいい ということが分かっていますので、その一面はあると思います。 (学年が上がるごとに成績の差は開くようです。) ただ、一つ言えるのは、「勉強しなさい」と言っても、 勉強時間を増やす効果さえ疑わしい 、上に 以前のコラムで述べたような 様々なデメリットがある ということです。 【「勉強しなさい」と声をかけることによるデメリット】 ① 勉強は親の課題であって自分の課題ではないという認識を身に着ける ② 勉強は親を安心させるためにするものであるという認識を身に着ける ③ 勉強はやっている姿を親に見せればいいものと考えるようになる ④ 親から強制されるように言われてやった結果、勉強が極度に嫌いになる ⑤ 親子関係が悪化する 勉強時間を増やしたい場合は、「ベネッセ教育総合研究所 第4回子育て生活基本調査(小中版  2011 年)」でも有効であることが分かっている 「勉強の計画を一緒に立てる」 「勉強の意義や大切さを伝える」 のような、 子供の自律心を育む方向で協力 してあげましょう。 ベネッセ教育総合研究所 第4回子育て生活基本調査(小中版  2011 年) ――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― お問い合わせは下記までお気軽に! ・事業所名:学童塾KASICO(がくどうじゅくかしこ) ・事業内容:岡山市(北区)にて「学童保育+塾」で子供が賢く育つサポートをしております ・所在地 :〒700-0817 岡山県岡山市北区弓ノ町2-9 弓ノ町ビル201   ※岡山中央小学校徒歩1分 ・電話番号:086-238-6094 ・メール : gakudojuku@kasicojuku.com Previous Next

  • 子供の言うことを聞きすぎていませんか? | 学童塾KASICO

    子供の言うことをどこまで聞くべき?学童での実例と発達心理学の研究をもとに、子供の要求への向き合い方や、自立・責任感を育てる親の関わり方を考えます。 < Back 子供の言うことを聞きすぎていませんか?  コ ラ ム  2026年8月18日 子供の言うことを聞きすぎていませんか? 「消しゴムとって」の大合唱 学童の先生をしていると、子供との距離感が近くなり、子供から親のように見られている?と感じることが多々あります。 「消しゴムとって」「喉乾いた」「まるつけして」「あってるか教えて」「こっちにもってきて」「宿題やって」 子供たちが先生に向かって口ぐちにこうしたことを言っている光景に、よく出くわします。 もちろん、手伝うこと自体が悪いわけではありません。 手が届かない、やり方が分からない、本当に困っている。そういう場面では手を貸します。 ただ、私たちはそこに一線を引いています。 対等な人間同士の頼み事として妥当なら受けますが、自分でできることをただ人にやらせようとしているだけなら、すぐには動きません。 「どうして取ってほしいの?」 「自分ではできない?」 「どこまでなら自分でできそう?」 そう理由を聞いて、必要な手助けであれば応じますし、そうでなければ断ります。 話を聞くことと、言うとおりに動くことは違う ここは誤解されやすいところだと思うので、はっきり書いておきます。 子供の話を聞くことと、子供の要求どおりに動くことは、同じではありません。 気持ちや考えは、きちんと受け止める。 そのうえで、頼み方は適切か、自分でできることではないか、相手にも都合があることを想像できているか。そこは一緒に確認していきます。 こうしたことを繰り返していて、ふと保護者様と子供たちのかかわりを見て思ったのですが、保護者も、子供から頼まれたことをそのまましてあげている光景をよく見かけます。 別に悪いということではありません。 忙しい朝もありますし、親がやってしまったほうが早いことのほうが多いでしょう。 ただ、子供は成長するにつれて、世話をされる存在から、一緒に家庭を運営していく共同体の仲間へと変わっていきます。 サーバントではないのですから、いつまでも子供の要求に従ったままでいるのも、何か変な感じがします。 乳幼児期の習慣が、そのまま残っていないか とはいえ、私自身の子育てを思い返すと、乳幼児のころは子供の要求が最優先でした。 泣けば抱き、喉が渇けば飲ませ、眠れなければ寝かしつける。 すべての要求をのみ込んで対応している自分がいました。 乳幼児は自分の不快をうまく処理できませんから、周りの大人がそのサインを受け止めて応じることは、安心感を育てるうえで大切だとされています。 実際、養育者の「敏感さ」と安定した親子関係との関連は、多くの研究をまとめたメタ分析でも確かめられています。 ただ、ここで注目したいのは、その「敏感さ」の中身です。 研究上の定義は、 子供のサインに気づき、それを読み取り、適切に応じること であって、 言われたとおりに動くことではありません。 「何を求めているのかを見極める」という作業が、もともと含まれているわけです。 そして子供は、いつまでも乳幼児のままではありません。 言葉を理解し、自分で動けるようになり、少しずつ自分の行動に責任を持てるようになります 。 それでも親の側に、「子供が求めたら、すぐに応えなければならない」という乳幼児期の習慣が抜けきらずに残っているのではないか。そんなふうに推察しています。 不快を取り除くのではなく、乗り越えるのを支える 子供は赤ちゃんの時からの延長で、基本的には 不快を避けて快を求める傾向があります 。 宿題はしたくない。 片づけは面倒。 自分で取りに行くより、持ってきてもらいたい。 難しい問題は、考える前に答えを聞きたい。 もちろん大人もそうです。 ただ大人は、目の前の気分だけでは決めません 。 将来的にも正しいのか、 選択した後の結末を自分で引き受けられるのか、 社会的に正しいことなのか。 そういうことを総合的に判断したうえで、その不快を避けずに乗り越えるべきかどうかを、無意識に決めています。 分かりやすいのは仕事です。 社会に出てからの仕事は、不快があるのが当たり前です。 むしろ不快があるからこそ誰もやりたがらず、代わりにやってくれる人への感謝の対価として、給与が支払われたりするわけです。 不快のない仕事だけを選んで生きていくことは、なかなかできません。 もちろん、人によって耐えられる不快と耐えられない不快はあります。 年齢や性格、その日の調子にもよるでしょう。 それでも小学生ぐらいになれば、 要求をすべて聞くのではなく、不快を避け続けた結果どこにいきつくのかも話したうえで、本人に選ばせていい場面が増えてくるはず です。 発達心理学では、子供の気持ちや考えを尊重しながら、年齢に合った選択と責任を渡していく関わりを「自律性の支援」と呼びます。 この自律性支援が子供の心理的な安定と関連することは、国や文化圏をまたいだ大規模な研究のまとめでも報告されています。 集団や上下関係を重んじる文化圏でも同じ傾向だった、という点は、少し意外に思われるかもしれません。 ただし、 自律性を尊重することは、何でも好きにさせることではありません。 むしろ逆で、 家庭のルールや役割がはっきりしていることとセット だと思います。 子供の考えは聞く。しかし、決まっていることは決まっている。 「してあげない」のではなく、「本人に返す」 では何でも断ればいいのかというと、そうではありません。 大切なのは、 それが誰の課題なのかを考えること だと思います。 「喉が渇いた」と言われたら、「そうなんだ。水筒どこにある?」と返す。 「消しゴム取って」と言われたら、「今は手が離せないから、自分で取ってくれる?」と伝える。 「まるつけして」と言われたら、「まず自分で見直して、分からないところを一緒に見よう」と声をかける。 これは突き放しているのではありません。 その子が引き受けられることを、本人に返しているだけです。 昨日は一人でできても、今日は疲れていて難しいこともあります。 「何歳になったらここまで」と一律に決められるものでもありません。 それでも、自分でできることまで先回りしてやってしまっていないか。 ときどき立ち止まって考えてみる価値はあると思います。 家庭を一緒に運営する仲間として 今回のコラムは、はっきりした結論がある内容ではありません。 ただ最近、子供の要求に素直にすべて従っている保護者の方が多く、少し気になっていました。 子供の気分による要求に振り回され続けると、保護者も大変だと思います。 大人だけが我慢し続ける必要はありません。 子供とはいえ、一緒に家庭を築いている共同体の一員です。 「私は今これをしなければならないから、ここはお願いね」 「このぐらいはやってくれる?」 「今日は疲れているから、頼んでもいい?」 大人にも事情や気持ちがあることを伝え、できることは引き受けてもらう。 その子の年齢や性格や能力にもよりますが、同じ方向を向いている仲間として、少しずつ役割を渡していく。 その積み重ねが、自立や社会的な責任を果たす力につながっていくのではないかと思っています。 子供を大切にすることと、何でもしてあげることは、同じではない のだと思います。 参考文献 Madigan, S. et al.(2024)“Maternal and paternal sensitivity: Key determinants of child attachment security examined through meta-analysis.” Psychological Bulletin , 150(7), 839–872. Bradshaw, E. L. et al.(2025)“Disentangling autonomy-supportive and psychologically controlling parenting: A meta-analysis of self-determination theory's dual process model across cultures.” American Psychologist , 80(6), 879–895. お問い合わせ・運営情報 学童塾KASICO(がくどうじゅくかしこ) 岡山市北区にある、放課後の学びと安心を両立する「学童保育+塾」の複合施設です。 大学入試から逆算した独自のカリキュラム(集団ACT・パズル・ボードゲーム等)を通じ、楽しみながら本質的な賢さを育みます。 提供サービス :民間学童保育、学習塾、能力開発 養成する能力 :空間認知能力・多角的思考力・論理的思考力・試行錯誤力・基礎学力 所在地 :〒700-0817 岡山県岡山市北区弓之町2-9 弓之町ビル201 (岡山中央小学校より徒歩1分) 公式サイト : https://www.kasicojuku.com お問い合わせ :gakudojuku@kasicojuku.com (電話:086-238-6094) Previous Next

  • 「どれくらい?」が数感覚を強くする | 学童塾KASICO

    小学校1年生の時点で、すでに「数感覚がある子」と「ない子」に分かれることがあります。家庭の中で数字に触れる習慣の違いが、のちの算数力や数字への親しみ方に影響していることが、心理学研究からも明らかになっています。子どもの「どれくらい?」という問いかけや見立てを大切にしながら、数字を“覚えるもの”ではなく“感じて使うもの”として育てていく方法を、科学的根拠とともに紹介します。 < Back 「どれくらい?」が数感覚を強くする  コ ラ ム  2025年11月12日 あいまいな言葉を“数量化”する家庭の会話術 子どもたちを見ていると、小学校1年生のころにはすでに 「数感覚がある子」と「ない子」 に分かれていると感じます。 ある子は 数字を感覚的にとらえ、算数が自然に得意 になっていく一方で、別の子は 数字を「覚えるもの」として捉えてしまい、苦手意識 を持ってしまう。 この分かれ目は、どうやら早い段階で生まれているようです。 保護者の方とお話ししていると、家庭の中での数字との関わり方に、ほんの少し違いがあることに気づかされます。(もちろんその子自身の特性もありますが。) 今回は、そんな「数感覚」を家庭でどう育てられるか、特に「どれくらい?」という何気ない問いかけに焦点を当てて、科学的根拠にもとづいて一緒に見ていきたいと思います。 「どれくらい?」は数の入口 子どもが「たくさん食べた」「すぐ終わった」「早くできた」と言ったとき、保護者の方が「どれくらい?」と問い返す。 実はこのやりとりが、数感覚を育てる出発点になります。 数の研究では、人は生まれながらに「多い/少ない」「長い/短い」といった感覚をもっていますが、それを“数”として扱えるようになるには、 言葉で数量を表す経験 が必要だとされています(Gelman & Gallistel, 1978;Carey, 2009)。 つまり、「どれくらい?」と聞かれて「3分くらい」「10個くらい」と答えることが、感覚を数に変換する練習になっているのです。 家庭での「数の会話」が将来の算数力を左右する 発達心理学者のLevineら(2010)は、家庭で保護者が「どれくらい」「あと何個」「いくつある?」といった 数量表現を使う頻度 を調べ、その家庭の子どもたちを数年後に追跡しました。 すると、そうした会話が多い家庭の子どもほど、「数系列」「部分と全体」「数量比較」といった課題で有意に高い成績を示したのです。 つまり、 家庭内での「数トーク(number talk)」の量と質が、その後の数学的思考の発達を予測 していたということです。 「比較」や「見積もり」が“応用力”を育てる 数の経験には2種類あります。ドリルのような「形式的経験」と、生活の中で数を扱う「非形式的経験」です。 研究では、後者──つまり「生活の中で数を比較したり見積もったりする経験」のほうが、 応用的な算数力 を伸ばすことが確認されています(Skwarchuk, Sowinski, & LeFevre, 2014)。 たとえば次のような場面です。 ・「昨日より早く出られたね。どれくらい早かった?」 ・「お皿に入れたぶどう、いくつくらい食べたかな?」 ・「今日はたくさん歩いたね。どれくらい歩いたと思う?」 ・「あとどのくらいで終わりそう?」 ・「このお菓子、ふたりで分けたらいくつずつになるかな?」 どれも、正確な答えを求めるものではなく、“見立て”を言葉にする練習です。 こうしたやりとりを重ねるうちに、子どもは自然と 「数で考える」回路を使う ようになります。 「見立てる」ことを肯定する 心理学者Barnerら(2009)は、子どもが「あいまい語(たくさん・ちょっと)」を「数詞(3、5、10)」に言い換える経験を重ねるほど、数の見積もり力(approximate number sense)が高まると報告しています。 つまり、 正確でなくても“だいたい”を数で表す練習が、数感覚の精度を上げていく のです。 このとき大切なのは、「おおよそでいいよ」という安心感。 正確さを求めるよりも、「3分くらいって思ったんだね」と受け止めてあげることが、数字への抵抗感を減らします。 不安を減らす“やさしい数の会話” 数字に苦手意識を持つ子の多くは、「間違えたくない」という気持ちが先に立っています。 この“算数不安(math anxiety)”は、早い子では小学校低学年から見られます。 しかし、 家庭のように正解を求めない「数量の会話」 は、その不安を引き起こさずに 数の操作経験 を積ませる安全な場になります(Ramirez et al., 2013)。 「どれくらい?」と聞かれると、子どもは自分なりの見立てを言葉にします。 それを否定せず「そう思ったんだね」と受け止めることが、数字への親近感と自信につながっていくのです。 まとめ 「どれくらい?」と聞くことで、子どもは“感覚”を“数”で考えるようになります。 これは、計算力そのものではなく、 数字に親しみを持つ感覚 を育てる行為です。 正確さよりも、「数で考える」ことを楽しめる環境こそが、のちの算数の土台を作っていくのだと思います。 参考文献 Carey, S. (2009). The Origin of Concepts. Oxford University Press. Gelman, R., & Gallistel, C. R. (1978). The Child’s Understanding of Number. Harvard University Press. Levine, S. C., Suriyakham, L., Rowe, M. L., Huttenlocher, J., & Gunderson, E. A. (2010). What counts in the development of young children’s number knowledge? Developmental Psychology, 46 (5), 1309–1319. Skwarchuk, S.-L., Sowinski, C., & LeFevre, J. (2014). Formal and informal home learning activities in relation to children’s early numeracy and literacy skills. Journal of Experimental Child Psychology, 121 , 63–84. Barner, D., Libenson, A., Cheung, P., & Takasaki, M. (2009). Cross-linguistic relations between quantifiers and numerals in language acquisition. Cognition, 111 (1), 1–17. Ramirez, G., Gunderson, E. A., Levine, S. C., & Beilock, S. L. (2013). Math anxiety, working memory, and math achievement in early elementary school. Journal of Cognition and Development, 14 (2), 187–202. お問い合わせ・運営情報 学童塾KASICO(がくどうじゅくかしこ) 岡山市北区にある、放課後の学びと安心を両立する「学童保育+塾」の複合施設です。 大学入試から逆算した独自のカリキュラム(集団ACT・パズル・ボードゲーム等)を通じ、楽しみながら本質的な賢さを育みます。 提供サービス :民間学童保育、学習塾、能力開発 養成する能力 :空間認知能力・多角的思考力・論理的思考力・試行錯誤力・基礎学力 所在地 :〒700-0817 岡山県岡山市北区弓之町2-9 弓之町ビル201 (岡山中央小学校より徒歩1分) 公式サイト : https://www.kasicojuku.com お問い合わせ :gakudojuku@kasicojuku.com (電話:086-238-6094) Previous Next

  • 小学校低学年時代の重要さ | 学童塾KASICO

    < Back 小学校低学年時代の重要さ  コ ラ ム  2024年9月4日 塾講師時代と現在を鑑みて 塾講師時代のエピソード 私が塾講師として大学受験指導をメインにしていた頃、勤め始めたばかりの時期には小学3年生末から6年生の生徒を担当することもありました。そこで、さまざまな生徒たちと接する中で、感じたことがあります。 「この子は今は点数が取れているけど、学年が上がると厳しくなるかもしれないなぁ…」 「この子は今は点数が取れていないけど、将来的には困らないだろうなぁ…」 こうした印象を抱きながら授業を進めることがありました。そして、その後の生徒たちの成績の推移を見ていると、多くの場合、その印象は当たっていました。 中学や高校に進学して成績を伸ばす子、逆に学年が上がるごとに成績が下がってしまう子など、さまざまなタイプの生徒がいました。しかし、小学校高学年で抱いたその子の印象が、その後大きく変わることはほとんどありませんでした。 この経験から、 「小学4年生より前に、何とかしなければ!」 という強い思いが生まれ、今の学童塾を立ち上げるきっかけとなりました。 学童塾での気づき 開業してもうすぐ3年が経ちますが、小学1~3年生の子どもたちと接していて強く感じたことがあります。 「まだ、変わることができる!」 特に1、2年生の子どもたちは、私でも想像できないぐらいの変化を見せることがあります。最初は、すぐに「わからん!」と投げ出して泣いていた子が、1年後には誰よりも問題を解けるようになっていたり、まったくやる気を見せなかった子が、1年後には誰よりも積極的に取り組むようになったりするのです。 勉強への向き不向きの印象ががらりと変わることも多く、子供は不思議だなぁとよく感じています。 子どもの変わるきっかけ 変わるきっかけはさまざまですが、たいていの場合は些細なことです。 たとえば、悩んでいた問題が解けてうれしかった瞬間や、親からのさりげない声掛けがその子の心に響いて、「あきらめないのが大事」と言いながら問題を解く姿を見ることもあります。 この時期(小学1~3年生)の過ごし方が、子どもにとってどれほど大切かを改めて実感しています。 学童塾KASICOの目指すもの 学童塾KASICOでは、この大切な時期(小学1~3年生)に、遊びやパズルを通じて頭を使う活動を提供し、将来勉強が難しくなったときの基礎となる思考力や体力を養うことを目指しています。 もちろん、子どもたち一人ひとりには好みがあり、全員が夢中になるわけではありませんし、成長のタイミングや伸び方も異なります。それでも、こうした環境に身を置くことで、普段その子が自由に遊んでいては絶対にしないような頭を使った活動に触れられるのも確かです。 現代では、半数以上の子どもたちが大学受験に挑む可能性がある中で、その子なりの可能性を最大限に伸ばしてもらいたいと願い、日々指導に取り組んでいます。 お問い合わせについて 普段ご利用いただいている中で気になること、または、これから利用を検討しているけれども不安があるという方は、どんな些細なことでも構いません。ぜひ、下記お問い合わせ先よりお気軽にご相談ください。 ――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― お問い合わせは下記までお気軽に! ・事業所名:学童塾KASICO(がくどうじゅくかしこ) ・事業内容:岡山市(北区)にて「学童保育+塾」で子供が賢く育つサポートをしております ・所在地 :〒700-0817 岡山県岡山市北区弓ノ町2-9 弓ノ町ビル201   ※岡山中央小学校徒歩1分 ・電話番号:086-238-6094 ・メール : gakudojuku@kasicojuku.com Previous Next

  • みんなで七夕飾り!

    < Back みんなで七夕飾り!   ブ ロ グ  2023年7月10日 みんなで七夕を飾りました! 今年は7月第1週に笹を取ってきて、みんなで七夕飾りをしました! 七夕飾りを作ったり、 短冊を飾ったり、 色んな願い事を書いていました! (願い事は秘密だそうです) いろんな飾りを折ったり、願い事を書いたりする中で子供たちも非常に楽しんでいました! ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― お問い合わせは下記までお気軽に! ・事業所名:学童塾KASICO(がくどうじゅくかしこ) ・事業内容:岡山市(北区)にて「学童保育+塾」で子供が賢く育つサポートをしております ・所在地 :〒700-0817 岡山県岡山市北区弓ノ町2-9 弓ノ町ビル201   ※岡山中央小学校徒歩1分 ・電話番号:086-238-6094 ・メール : gakudojuku@kasicojuku.com Previous Next

  • 【2025年】クリスマスのKASICO

    岡山市北区の学童塾KASICO(かしこ)がお届けする2025年クリスマスイベント報告。当選確率10%の当たりが4連続で出るという「計算外のミラクル」に、子どもたちとスタッフが驚愕。確率の不思議を肌で感じた、KASICOらしい知的な盛り上がりの様子をご紹介します。 < Back 【2025年】クリスマスのKASICO   ブ ロ グ  2025年12月31日 クリスマス抽選会で大盛り上がり! こんにちは! 学童塾KASICO(かしこ)です。 今年も、子どもたちが待ちに待ったこの季節がやってきました! KASICOの教室はクリスマス一色に彩られています。🎄✨ そんな中、先日みんなで「クリスマス抽選会」を開催しましたので、その様子をお届けします。 みんなで、じゃんけんをして抽選の順番を決め・・・・、 ひとりずつ並んで抽選! 10%のあたりが4連続で出たこともあって、見ている人たちもビックリ! 今年のクリスマスも、KASICOでみんなと一緒に特別な思い出を作ることができ、 スタッフ一同とても嬉しく思っています! 【Instagramでも発信中!】 今回のクリスマスの様子は、Instagramでも写真とともに公開しています。日々の教室の雰囲気や子どもたちの様子を随時更新していますので、ぜひチェックしてみてください。 お問い合わせ・運営情報 学童塾KASICO(がくどうじゅくかしこ) 岡山市北区にある、放課後の学びと安心を両立する「学童保育+塾」の複合施設です。 大学入試から逆算した独自のカリキュラム(集団ACT・パズル・ボードゲーム等)を通じ、楽しみながら本質的な賢さを育みます。 提供サービス :民間学童保育、学習塾、能力開発 養成する能力 :空間認知能力・多角的思考力・論理的思考力・試行錯誤力・基礎学力 所在地 :〒700-0817 岡山県岡山市北区弓之町2-9 弓之町ビル201 (岡山中央小学校より徒歩1分) 公式サイト : https://www.kasicojuku.com お問い合わせ :gakudojuku@kasicojuku.com (電話:086-238-6094) Previous Next

  • (2/25更新)【2025年度新小学1年生向け】募集開始のお知らせ | 学童塾KASICO

    < Back (2/25更新)【2025年度新小学1年生向け】募集開始のお知らせ   重要   2024年9月3日 【2025/2/25更新】 2025年度の空き状況ですが、現在は以下の表のようになっております。 説明会で最新の状況をお伝えすることができますので、ご検討の際は気兼ねなくお問い合わせください。 【説明会のご予約はこちら】 https://forms.gle/zqTtTEADLL1joe5z9 【2025/1/23更新】 水曜日の空きがのこりわずか となっております。 ご利用予約は先着順 となっておりますので、長期休みなどを見越してご利用をご検討中の方は、お早めにご相談ください。 (長期休みに確実にご利用できるようになる平常からのご利用をお勧めしております。) 当ホームページをご覧くださりありがとうございます。 2025年度の新規小学1年生 の 予約受付を開始 いたしました。 随時開催している見学/説明会では、より詳しくお部屋の雰囲気や、実施内容について確認することができます。 集団説明会 および 個別説明会 のどちらも開催しておりますので、ご希望やスケジュールに合わせて、お気軽にお申込みいただければと思います。 【説明会のご予約はこちら】 https://forms.gle/zqTtTEADLL1joe5z9 お申込に際して気になる点ついては、些細なことでも大丈夫ですので、こちらのページより遠慮なくお問い合わせください。 【お問い合わせページ】 https://www.kasicojuku.com/contact 【補足】 ・説明会ご予約後、当学童塾より確認用のメールをご返信いたします。 ・1日の定員は、既存の児童も含め約15名程度を想定しております。 ( ご希望曜日によっては難しい日もでてくる可能性がございますので、お早めにご相談ください。 ) ・申し込みは現在のところ 先着順 で行う予定をしております。 その他、不明点等ございましたら気兼ねなく以下連絡先よりお問い合わせください。 お問い合わせは下記までお気軽に! ・事業所名:学童塾KASICO(がくどうじゅくかしこ) ・事業内容:岡山市(北区)にて「学童保育+塾」で子供が賢く育つサポートをしております ・所在地 :〒700-0817 岡山県岡山市北区弓ノ町2-9 弓ノ町ビル201     ※岡山中央小学校徒歩1分 ・電話番号:086-238-6094 ・メール : gakudojuku@kasicojuku.com Previous Next

  • 私淑する人物をもつこと | 学童塾KASICO

    学童塾KASICOのコラム。子どもが心から見習いたい人物をもつことは、迷いや無気力の中で自分を支える力にもなります。伝記漫画を通して、将来を考える力や人としての芯を育てたいという思いを書きました。 < Back 私淑する人物をもつこと  コ ラ ム  2026年3月31日 私淑する人物をもつこと 少し堅い話に聞こえるかもしれませんが、今回は「私淑する人物をもつこと」について書いてみたいと思います。 私淑する人物とは、簡単に言えば、ひそかにあこがれ、見習いたいと思う人物のことです。 なぜこのような話をするかというと、 人間は見習うべき人物像やあこがれる対象がないと、指針のない羅針盤と同じで、どこに進んでどうやって生きていけばいいか、わからなくなるからです。 最近の子供たちを見ていると、何かに強くあこがれたり、真剣に目指したりする感覚が、少し弱くなってきているのかなと感じることがあります。 そうした感覚の弱さは、ときに無気力さとして表れたり、学校に気持ちが向かなくなることにもつながっていくのかもしれません。 もちろん、それが悪いと一概には言えません。 ただ、ひそかに私淑する人物を持っている子供は、どこか芯のようなものを感じさせることがあります。 日本には歴史上、素晴らしい人物が数多く存在します。 私も小さい頃は、 名もなき大工さんにあこがれ、小中学生時代は野球選手のイチローさんにあこがれ、 その後は、西郷隆盛先生や山田方谷先生、二宮尊徳先生と、多くの歴史上の人物に感銘を受け、自分の身の振り方について真剣に考えてきました。 学童塾KASICOには、少しでも自分の私淑できる人物を見つけてほしいという思いから、 偉人の伝記漫画を数多く置いています。 もちろん、その人と同じ人生を歩んでほしいということではありません。 ただ、何か壁にぶつかったときや、心が折れそうになったときに、 そういった人物を自分の心の中に持っていることは大きな支えになります。 「将来何になりたい?」 と聞いたときに 真剣に考えて自分なりの答えや方向性を言える。 そんなたくましい人間性を育んでほしいなと願っています。 お問い合わせ・運営情報 学童塾KASICO(がくどうじゅくかしこ) 岡山市北区にある、放課後の学びと安心を両立する「学童保育+塾」の複合施設です。 大学入試から逆算した独自のカリキュラム(集団ACT・パズル・ボードゲーム等)を通じ、楽しみながら本質的な賢さを育みます。 提供サービス :民間学童保育、学習塾、能力開発 養成する能力 :空間認知能力・多角的思考力・論理的思考力・試行錯誤力・基礎学力 所在地 :〒700-0817 岡山県岡山市北区弓之町2-9 弓之町ビル201 (岡山中央小学校より徒歩1分) 公式サイト : https://www.kasicojuku.com お問い合わせ :gakudojuku@kasicojuku.com (電話:086-238-6094) Previous Next

  • 勉強は親が教えたほうがいい? | 学童塾KASICO

    < Back 勉強は親が教えたほうがいい?  コ ラ ム  2022年4月1日 教えることは難しい 勉強に関する相談で、「勉強は親が教えたほうがいいのか?」と聞かれることがあります。 お子様が勉強をやっている様子を見ると、ついついやり方や答えを教えてあげたくなるものです。 しかし、 “やる気を奪わず” に勉強を教えるというのは非常に難しいものです。 よくある失敗例を以下に書いてみます。 ――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― 子供:「うーん・・・」 (算数の文章題を悩んでいる様子) 親:(すごく簡単そうな問題で悩んでいるな。よしいっちょやり方を教えてやるか) 親:「すごく簡単な問題じゃないか。どこがわからないんだ?」 (子供に近づいて、問題を指さしながら) 子供:「?? ええっと・・ここなんだけど。」 親:「ほら問題にこう書いてるでしょ?だから、ここをこうやって、こう考えて・・・。ほら、答えが出たでしょ?こうやってやったらいいんだよ。」 子供:「こうかな?」 親:「ちがうちがう。さっきもいったじゃん。ここはこうやるんだよ。ね?簡単でしょ?」 子供:「・・・。」 ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― 親からすると親切心で解き方を教えてあげてるだけかもしれません。 ただこのやり方は勉強に対する子供のやる気と興味を一瞬にして奪い去る可能性があります。 皆さんも悩んで苦労してわかったものやできたものに対しては、少なからず喜びや達成感を感じるのではないでしょうか? 子供に“近道”を教えるということは、小さいことながらもその経験を奪ってしまうということにつながります。 これでは、自分で試行錯誤して問題を解決していく楽しみを見出せるはずがありません。 このように育ったことどもは勉強に興味を持たないばかりか、悩んだときは「答えを誰かが教えてくれる」という非常に受け身な子供に育ってしまう危険性さえはらんでいます。 では、どのように接すればいいのでしょうか? 親と子供の関係性やお子様の学年にもよるとは思いますが、 “一緒に悩む” というスタンスがやりやすいかもしれません。 たとえばこんな感じです。 ――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― 子供:「うーん・・・」 (算数の文章題を悩んでいる様子) 親:(問題で悩んでいるな。よし、少し一緒に考えてみるか) 親:「おもしろそうな問題だね。どのへんで悩んでる?」 子供:「うーん・・。ここなんだけど・・・。」 親:「うーんたしかにここは難しいな・・。こんなことやってるなんてすごいな。」 子供:「ここまではいけてそうなんだけどなぁ。」 親:「そうなんだ。この辺がポイントなんかな?うーん、お父さん(お母さん)でもよくわからないわぁ。むしろできたらやり方を教えてほしいな。」 (ヒントらしきものを示唆しながら。) 子供:「・・・。もう少しやってみる。」 ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― どうでしょうか? このあとお子さんは問題が解けず放置してしまうかもしれませんが、それはそれでいいのです。 大事なのは ”自分の頭を使って考えること” と、 ”勉強への興味を失わない” ようにしてもらうことなのです。 子供は意外とタフで一度投げたように見える問題でも目に付く場所などに置いていると、再チャレンジしてすらすらと解いてしまったりするものです。 そうした経験が子供の大きな自信となり、その後の “生きる力” となります。 親の “子供を信じて見守る姿勢” がなにより大事なのです。 ちなみに私の親は小学校のころから算数の問題を聞きに行くと答えはいつも悩んだ挙句「さっぱりわからん」でした(笑) 学童塾KASICOでは、上記のような姿勢で子供たちに接するよう心がけています。 また、こういった内容の具体的なご相談にも対応しております。 お問い合わせは下記までお気軽にどうぞ! ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― ・事業所名:学童塾KASICO(がくどうじゅくかしこ) ・事業内容:岡山市(北区)にて「学童保育+塾」で子供が賢く育つサポートをしております ・所在地 :〒700-0817 岡山県岡山市北区弓ノ町2-9 弓ノ町ビル201   ※岡山中央小学校徒歩1分 ・電話番号:086-238-6094 ・メール :gakudojuku@kasicojuku.com Previous Next

  • 子育てに正解はあるのか | 学童塾KASICO

    子育てをしていると、正解や不正解があるような気がしてしまうものです。本コラムでは、情報があふれる時代だからこそ、子どものありのままの姿を見つめ、肩に力を入れすぎず自然に関わることの大切さについて、学童塾KASICOの視点から考えます。 < Back 子育てに正解はあるのか  コ ラ ム  2026年3月27日 子育ての「正解探し」に疲れたときに 子育てをしていると正解や不正解があるような気がします。 実際、巷には様々な子育て理論があふれており、 見れば見るほど何が正解で何が間違いかわからなくなります。 さきに結論を述べますが、私は子育てには、 正解も不正解もない と考えています。 もちろん、一定の信頼のある論文で、 こう育てるとこうなりやすいというのはあります が、それもただ傾向なだけで、子供の性格や人生を決定してしまうものでもありません。 それに、歴史を俯瞰してみると、 その 時代時代で子育ての主流や正解と言われるものは全く異なる ことが分かります。 今回のコラムは何か根拠があって書いているものではないのですが、 近代は情報が溢れすぎていて、子育てを何か 答えのあるものと考えて、不自然で、切迫感を感じる ものになっているところがあると思います。 もちろん現代に特有の、子供に身につけさせておいた方がいいものや、時代に合った考え方というのもあると思います。 が、それこそ 時勢が変わればすべてひっくり返るような大したものではありません 。 子供のありのままの姿を見て、 その子の将来を想像し、 人生の先達者として、何か残せるものや伝えられるものがあれば、惜しみなく共有してあげる というのが、私たちにできる唯一のことなのかもしれません。 子供もいつか成長して、親よりも大きくたくましく育ちます。 その時に一緒に協力して支えあえるような、そんな関係性になれれば言うことはないと思います。 肩に力を入れず、今しかない我が子の子供時代とのかかわりを大事に、そして自然に過ごしていただけたらなと思います。 本コラムを見て、少しでも子育てに対するこわばった気持ちが軽くなってもらえれば幸いです。 お問い合わせ・運営情報 学童塾KASICO(がくどうじゅくかしこ) 岡山市北区にある、放課後の学びと安心を両立する「学童保育+塾」の複合施設です。 大学入試から逆算した独自のカリキュラム(集団ACT・パズル・ボードゲーム等)を通じ、楽しみながら本質的な賢さを育みます。 提供サービス :民間学童保育、学習塾、能力開発 養成する能力 :空間認知能力・多角的思考力・論理的思考力・試行錯誤力・基礎学力 所在地 :〒700-0817 岡山県岡山市北区弓之町2-9 弓之町ビル201 (岡山中央小学校より徒歩1分) 公式サイト : https://www.kasicojuku.com お問い合わせ :gakudojuku@kasicojuku.com (電話:086-238-6094) Previous Next

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