コ ラ ム
2022年2月28日
国語力(日本語力)の大事さ
これまで大学受験指導をしてきて、成績が伸びない子の共通点として、
「国語(日本語)が極端にできない」というのがあります。
大学受験、特に人気国公立や難関大レベルの問題を解くとなると国語、英語、数学、理科、社会の各科目に対して、かなり高いレベルの日本語の読解力とアウトプットするための日本語の構成力が必要となります。
したがって、共通テストで最低でも6割以上はとれる国語力は何とか確保したいところです。
ではどうやって国語力を鍛えておけばいいのでしょうか?
効果的かつ早くから準備しておける方法として「読み聞かせ」が有効とされています。
2018年の研究では
「乳幼児期にたくさん読み聞かせをされた子供のほうが、学校での読解の成績が良かった」
とされています。
さらに別の論文では、
「読み聞かせが多い子供のほうが、物語をより効率的に脳内で処理している」
ことが示唆されています。
その他にも、“読み聞かせ”と検索するだけでたくさんの書籍がヒットするほどその効果が広く認知されています。
とはいうものの、
「読み聞かせといっても子供にそんな時間はないし、本も何を買えばいいのかわからない。子供も小学生と大きくなってて読み聞かせという年齢ではなくなってる。」
方も多いかと思います。
かくいう私も親から読み聞かせをしてもらったことはほとんどなく、また大学まで読書をした経験もほとんどありませんでした。
ただそんな私が親から毎日してもらっていたことがあり、
それは、
「寝掛けの母との会話」でした。
会話といっても1日の出来事を聞かれて、起こった出来事、その時の気持ち、学んだ内容を振り返りながら雑談するだけで、何も特別なこととは思っていませんでした。
しかし今思えば、
① 出来事を言葉で整理し
② 相手に伝わるように日本語を構築し
③ 1日の学びを復習し反省する
といったサイクルを自然と繰り返していたのだと思います。
ベネッセの調査ですが、
「家族とよく話をするグループほど、勉強が得意という子が多い」
ということがわかっています。
日本語の文法や語彙力は、“日本語を正しく使える大人”と会話することで大きく鍛えられます。
今すぐ実践できて、親子関係もよくなる 「家族の会話」
みなさまもいかがでしょうか?
・Price J, Kalil A. The effect of parental time investments on children’s cognitive achievement.
・Hutton JS, Horowitz-Kraus, Mendelsohn AL, Dewitt T, Holland SK. Home reading environment and brain activation in preschool children listening to stories. Pediatrics 2015; 136(3):466-78.
・ベネッセ:https://kodomo-manabi-labo.net/oyako-kizuna-gakuryoku
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