コ ラ ム
2022年7月15日
全く異なる取り組み方
勉強やパズルに対するお子様の取り組みを見ていると、
下の2パターンに分かれます。
① すぐにあきらめる子
② あきらめない子
今回はそれぞれの特長、子供のマインド、推定されるこれまでの過ごし方と対応について、述べてみたいと思います。
① すぐにあきらめる子
【特長】
・わからないものがあると10秒も考えずに投げ出す
・自分で考えずにすぐに他人や先生に答えを聞く
・物事を考えるのが苦手
・集中力が持続しにくい
【よくある子供のマインド】
・「できる」ことに価値があり、「できない」ことはやりたくない
・「できない」ことが怖い
・答えは聞けばすぐにでてくる(自分で考えるだけ無駄)
・考えたってわからないから、やるのもいや
・できることだけをやっていたい
【推定されるこれまでの過ごし方と対応】
・「できたこと」「高得点であること」を親や周りから褒められてきた
・「できない」と親や周りからいろいろ言われてきた
(他人や兄弟と比較される)
・「なぜ」という疑問にすぐに答えが与えられる環境だった
・考えている最中に周囲からの邪魔が入りやすい環境だった
・物事に集中して遊ぶのを阻害されやすい環境だった
(楽しく遊んでいた遊びを「そんなことやるぐらいならこっち」と一蹴された経験が多い)
・ぼーっと考えたりする時間がなく、忙しい
② あきらめない子
【特長】
・わからないものがあっても5分以上は考え続けられる
・まずは自分で考える
・物事を考えるのに抵抗がない
・物事に集中しやすい
【よくある子供のマインド】
・「チャレンジ」することに価値があり、頑張ればできると信じている
・「できない」ことは悔しいだけ
・答えは考えたり、試行錯誤すればでてくるもの
・考えれば答えや、そのヒントに近づく
・いろいろなことをやってみたい
【推定されるこれまでの過ごし方と対応】
・「頑張ったこと」「チャレンジしたこと」を親や周りから褒められてきた
・「できない」と親や周りから励まされてきた
(過去と比べて成長していることに言及)
・「なぜ」という疑問を考え続けていた(一緒に考えてくれる人がいた)
・好きなことを好きなだけ集中して遊んでいられる環境だった
(どんなことをやっていても認めてくれる人がいた)
・ぼーっと考えたりする時間がたくさんある
いかがでしたでしょうか?
もちろん勉強やパズルに適性があるのは後者の“あきらめない子”です。
「賢い子供」になってほしいとお子様を思うあまり、“逆の対応”をしてしまうことも多いかもしれません。
ただ実際に私が見てきた中で伸びていく子は、後者のようなご家庭の子がほとんどです。
本コラムが皆様のご参考になれば幸いです。
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