コ ラ ム
2023年10月30日
子供のミスにどう反応していますか?
先日夜道を帰っていた時の話なのですが、
習い事の帰り?らしき女の子(3年生ぐらい?)とそのお母さんが、
一緒に夜道を帰っているところと遭遇しました。
その娘さんは激しく泣いており、隣でお母さんは、
「なんであんな計算でミスしたの!家での練習をサボってたんでしょ!」
と激しい剣幕で怒っていて、
女の子は、
「ごめんなさい・・・、ごめんなさい・・・」と泣きながら謝っていました。
他人には察せられない深い事情があったのかもしれませんが、
私は何とも言えない思いを抱きながら近くを通り過ぎました。
ミスを攻めれば、子供は今後ミスに対して気を付けるのでしょうか。
親からの叱責を避けるために、子供にとって一番合理的にミスをなくす方法は
注意して問題を解くことや練習すること、ではありません。
もっと楽な方法があります。
それは、「何もしないこと」です。
間違える可能性がありそうな問題は、最初からチャレンジしたりしなければミスなどは起こらないのです。
前の塾でもそうでしたが、残念ながらそういった生徒は、一定数存在しました。
(いわゆる無気力症、アドラー心理学でいう「無能の証明」のような状態になっています。)
能力を伸ばすためには、自分のレベルよりも少し高い問題にチャレンジし続ける必要があります。
その際「ミスしたらどうしよう」という迷いは、チャレンジする際の足かせになってしまします。
受験期直前に点数効率を高めるために、自ら進んでミスに気を付けるのは全く問題ないのですが、
本来励ましてくれる存在であるべき身近な人にそれを強要されるのは、少し酷だなと感じてしまいます。
大人でもミスをしますし、ましてやまだまだ未熟な子供です。
お子様を信頼して成長を待ってあげる姿勢こそ必要なのかもしれません。
(具体的な対応などはまた別のコラムで紹介したいと思います。)
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